Youは何しにアフリカへ?第一弾【大学生インタビュー】 西川佑太さん 「国際協力の現場を知ってみたい」







どうも、現在アフリカ放浪旅中の旅人くじらです。

今、アフリカ東部に位置するウガンダ共和国に来ています。

残り1カ月半かけてナミビアのナミブ砂漠を目指してアフリカを縦断していきます。

アフリカ縦断の旅に出ます。

2017.05.10

いま自分は、日本ではまだ馴染みの薄い「アフリカ」という地域を旅している訳ですが、

他の日本人大学生は何をしにはるばる遠いこのアフリカの大地へ来ているのかを知りたい!

と、単純に興味が湧いたので、今回インタビューすることにしました。

 

それも題して、「Youは何しにアフリカへ?」

 

今回はその第一弾!

Youは何しにアフリカへ?第三弾【大学生インタビュー】川瀬康太朗さん 「ヴィクトリア湖の漁業にも興味があって」

2017.06.08

Youは何しにアフリカへ?第二弾【大学生インタビュー】 小泉晴香さん 「0から1を作れたことが一番の喜び」

2017.06.08

ということで、ここウガンダに長期滞在をしながらボランティア活動を行っているという大学生にお話を伺いたいと思います。

インタビューの様子を動画でも紹介していますので是非そちらも見てもらえればと思います。

東京外国語大学国際社会学部アフリカ地域専攻4年 西川佑太(にしかわゆうた)さん

西川佑太さん。あだ名はにっしー。

愛知県半田市出身。

今年4月から1年間休学中の彼は、現在ウガンダのNGOであるUganda Pioneers Associationを通じて、ここウガンダでボランティア活動を行っている。

ウガンダでは何をしているの?

インタビューの様子

ウガンダにはいつ来たの?

今年(2017年)の5月1日だね。

それじゃあいま丁度1カ月経った頃だね。この1カ月は何やってたの?

もともとボランティアでプライマリースクール(小学校)に派遣される予定だったんだけど、5月の間は丁度ウガンダがホリデーで学校が休みだったの。だからその間、別のところでボランティアをしていて、それがキリスト教学校でパソコンを教えることだった。主にパワーポイントやエクセル、ワードを僕は教えていたかな。

学校でパソコンの使い方を教える西川さん(写真右側)

ほぉ。キリスト教学校?どんな人たちが来るの?

職業訓練学校って言った方が適切かな。英語のクラスや裁縫のクラス、ヘアサロンのクラス、他にもいろいろあって、僕が見ているパソコンクラスと英語クラスは20代やそれ以下の若い人が多いけど、他のクラスを見て見ると30代や40代くらいの大人も来ているみたい。だから若者から大人まで幅広い層の人たちが来ているね。

そうなんだ。ボランティアはにっしー1人だけ?

その学校では僕が一人で働いてるね。仕事としてはOfficeの使い方を教えるのもそうだけど、メインの仕事はその学校で働いてるウガンダ人の先生をサポートすること。その先生、ロナウドっていう名前なんだけど、実は僕と歳があまり変わらないんだ。だから逆に僕がウガンダの事や色んなことを教わることも多いよ。

ここにあるPCは学校のオーナー自ら購入したんだそう。

打ち合わせ中

お互い教え合ってなんかwin-winだね。他にも何かやってる?

そのキリスト教学校を運営している団体がCCCUっていうんだけど、最近始めたのはCCCUが選定したコミュニティー内にある家庭を訪問することだね。僕はその訪問家庭の選定に関わってないから、どんな家庭を中心に選んでいるのか詳しく知らないんだけど、主に家庭の経済状況が厳しい子どものいる家族や、母子家庭を選んでるみたい。その家族のおうちを歩いて回って、最近の家庭状況を見たり聞いたりして状況を調査するんだ。その調査で得た情報を団体のFacebookで投稿して一般の人たちに周知してもらう活動もし始めたね。もちろんその家族の人をCCCUの学校に来るように勧誘もしてる。

調査の様子

貧困家庭の状況を実際に聞いてみてどう?

貧困の定義って様々だけど、それっていわゆる貧困家庭と呼ばれる家族だよね?

そうだね。つい先日も家庭訪問をしたんだけど、ホリデーが終わって子どもたちは既に学校に通い始めてるはずの頃だったんだけど、僕の訪問した多くの家庭では子どもたちは家に残っていたんだ。何をしてるのか聞いたら、家事の手伝いやいわゆる児童労働とよばれるようなことを子どもたちはしていた。

家庭にはCCCUのスタッフと共に周る。

そっか。つまり、子どもたちは学校に行けてないってことだよね。

行けてないね。その子どもたち自身ももちろん無邪気に遊ぶことはあるんだけど、それで満足してるようには思えなかった。というのも、夢を聞いたときに「学校に行きたい」とか「医者になりたい」とか、学校に行かないとなれない職業を上げる子もいたから、僕が訪問した家庭の子どもたちには、学校に行くことはすごい重要なことだと思うよ。

なるほどね。その言い方だと、世間一般では教育が大事だって言われてて、子どもたちは学校に行かせるのが当たり前のように良いことだとされているけど、逆に考えると学校に行く必要のない子どもたちもいるのかもしれなそうだね。

ああ、もしかしたらそうかもね。

うん、何をして働くのかにもよるけど、中には学校に行かず長く家庭内で働いてこそ得られる人間として大切な生きる力や術を学ぶ機会もあるのかもしれないよ。ありがとう。

アフリカ地域に興味をもったきっかけ

話は変わるけど、ここウガンダを選んだ理由とかってある?

そうだね。将来は国際関係とか国際協力の仕事に就きたくて大学でも学んでいるんだけど、社会に出る前に現場を知ってみたいっていう気持ちがあったからかな。実際に社会に出ると、人が何を喋っていても経験がある人のほうが信用される。だから机上の空論で終わってはダメだなって。

ほうほう。

紛争のことに僕は興味があるんだけど、僕が「アフリカのここでは紛争があってね、どのくらいの人が亡くなっててね、だからサポートしてね」っていくら口で言っても、アフリカに行ったこともない人が言ってたらその言葉は軽く捉えられてしまうんではないかなって思う。だからこれから国際協力にコミットしていくにあたって、実際に自分が現場を訪れて、事実を知って発信していく方が信用も支援も得やすいんじゃないかって。

確かにそうだね。同じことを言っていても、誰が言ってるのかによって全然言葉の重みが違うことはあるね。紛争に興味があるって言ったけど、今回アフリカという地域を選んだのもそれが関係してる?

いや、アフリカに関心をもったのは紛争がきっかけではなくて、サッカーなんだ。僕サッカーが大好きで、よくヨーロッパサッカーとか見てるんだけど、見てる限りその中で黒人差別が結構ひどいんだよね。例えば、サポーターたちが応援のために歌を歌うんだけど、その内容が人種差別的な内容だったり、試合の帰りに地下鉄で黒人の方が乗ろうとしたところを拒否したり、サッカーを見ていると黒人差別が多いの。それを見て、何で同じ人間なのに差別するんだろうって疑問に感じて人種差別に関心を抱くようになった。それで黒人のルーツを考えた時に初めてアフリカっていう地域に関心をもつようになったかな。

なるほどね。サッカーは自分も大好きだけど、そこまで考えが及ばなかったなぁ。あ、海外サッカー全然見ないっけ自分(笑)

ウガンダでの生活はどう?

こっちへ来てからの生活はどう?

そうだね、今は寮に住んでいて食事は自炊なんだけど、ボランティア先では現地の料理が出てきて、僕の口に合うからすごい美味しいよ。気候も、赤道直下にも関わらず僕が思ったより気温は高くはなくて、朝晩は涼しくてとっても過ごしやすい。でも高地だからマラリアをもつハマダラ蚊は少ないけど、全くいないわけではないから毎日注意してるよ。もちろん蚊帳の中で寝るしね。今のところマラリアにはかかってないから大丈夫(笑)

そうね、気温は思ったより高くはないね。ただ、日差しは痛いけど(笑)

毎日欠かさず日焼け止めクリームを塗らないと、黒人になるね(笑)

ほんとそれ(笑)じゃあこれからも病気や体調には気を付けてね。色々話聞かせてくれてありがとう。

うん、気をつけます。ありがとう。

最後に

既に1カ月アフリカで生活をし、ここウガンダでちょうど今現在ボランティア活動中の彼の話には確かに説得力がありました。

彼のボランティア活動先にも同行させてもらいましたが、教える学生一人ひとり、訪ねる家庭一つひとつ、丁寧に話を聞いている様子が印象的でした。

小さな事実を知り積み重ねていって、彼が多くの人から信頼を寄せられる国際協力師になってくれることを期待してます!

 

それじゃ、またね!

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白尾 諒 (ShiraoRyo)
1995年静岡県生まれ。アジア・アフリカ14カ国を旅したVlogクリエイター。東京外国語大学アフリカ地域研究専攻3年。些細なことをきっかけに1年半前にYouTubeを始め、それ以来映像づくりにハマる。現在はビデオブログ(Vlog)を投稿中。






ABOUTこの記事をかいた人

白尾 諒 (ShiraoRyo)

1995年静岡県生まれ。アジア・アフリカ14カ国を旅したVlogクリエイター。東京外国語大学アフリカ地域研究専攻3年。些細なことをきっかけに1年半前にYouTubeを始め、それ以来映像づくりにハマる。現在はビデオブログ(Vlog)を投稿中。